種類によって適した使われ方がある
石材とは、岩石の原体そのまま、あるいは種々の加工を施し土木用、建築用の材料として利用されるもので、石碑、庭石なども含まれます。
土木用石材では強度と風化に対する抵抗力があることが要求され、建築用、装飾用材では外観や耐火性が重要となります。
建築用石材の中でも、大理石や御影石といった名前はよく耳にすることと思います。
これらの石材はその誕生、生成の違いにより推積石・火成岩・それらが後天的に変成作用を受けた変成岩などに分けることができます。
ここではそれらの石材の種類について分類分けして説明していますので、興味を持たれた方はぜひ一度お読み下さい。
推積岩
堆積岩(たいせきがん)は、既存の岩石が風化・浸食されてできたれき・砂・泥・火山灰や生物遺骸などの粒が堆積し、形成作用を受けてできた岩石のことです。
堆積物は地球の表面付近で堆積するので、比較的浅いところにのみ存在し、地下深部などには存在しません。
地表付近で見られる岩なので、見た目的にも馴染み深いものが多いかと思います。
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火成岩
火成岩(かせいがん)とはマグマが冷えて固まった岩石のことです。
大きく分けて火山岩と深成岩に分類することができます。
分類で重要なのは冷え固まったスピードです。
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火山岩
火山岩(かざんがん)はマグマが急激に冷えて固まったもので、多くは火山から噴出されてできます。
その為、噴出岩という事もあります。
深成岩に比べて、鉱物の粒が小さいことと、石基を持つ点が異なります。
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変成岩
変成岩(へんせいがん)とは、既存の岩石が変成作用を受けてできた岩石のことです。
原岩の種類は問いません。
変成岩がさらに変成作用を受ける場合もあります。
変成作用の主な要因は熱と圧力です。
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