変成岩

変成岩とは

海と変成岩

一度できた岩石でも、熱や圧力の力が加わることによって鉱物や組織が変化し、再び別の岩石になることがあります。
この作用を変成作用といい、変成作用でできた岩石を変成岩といいます。 また、岩石が融けてしまえばマグマになり、それが固まったものは火成岩となるため、この場合は変成岩とはなりません。 代表的な変成岩には、大理石・片麻呂・蛇紋岩があります。

大理石

大理石とは結晶質石灰岩とも呼ばれ、石灰岩が熱変成を受けて再結晶したものです。
炭酸カルシウムを主成分として常に多くの不純物を含んでおり、磨くと美しい色と模様と光沢を発します。 中には十分に熱変成していないものもあり、岩石中にピンホールとして小さな空孔が残っている場合があります。

片麻呂

片麻呂とは花崗岩が褶曲作用により強い圧力をうけ、さまざまな色・模様をした岩石に変化したものです。
一般的に波の打った模様になったり彩やかな色合いであることが多く、吸水率が高いのが片麻呂の特徴です。

蛇紋岩

蛇紋岩とは、カンラン岩中のカンラン石や輝石が水と反応して出来た岩石です。
白い模様は滑石と呼ばれ、柔らかくて水を吸収し膨張する性質があります。